「ありたい自分である」
もてる人、常に人を惹きつける魅力がある人の
何に対して、人は惹かれるのでしょう。
これは商売をたとえにとると分かりやすいので
商売と比較しながら話をしたいと思います。
実は、恋愛と商売はよく似ていると言われます。
お客がある商品、あるいはお店のファンになる過程と
人が人を好きになる、惹かれるプロセスというのが
よく似ているからです。
具体的に説明しましょう。
プロ野球という商売についてです。
メジャーリーグの松井両選手、ちょっと以前までメジャーにいた
新庄選手、今やチームの中心的選手イチロー、
なぜ、皆彼らを応援するのでしょうか。
特に新庄人気はすごかったですよね。
実力的はイチローのほうが上だというのに。
それは、ただ1点。
メジャーでは通用しないといわれながら、果敢に
メジャーに挑んでいくプロセスに国民が感情移入し、
自分自身に重ね合わせながら、彼に惹かれ、ファンになっていったからです。
あの特異なキャラクターだけが人気の秘密ではありません。
商売も恋愛も同じです。
人が何かに惹かれるとき、そこには、必ず
@興味付け
A感情移入と共感
B応援とファン化
というプロセスが存在します。
同性からも異性からも人気がある人、皆が惹かれる人というのは
何かに打ち込んでおり、あるいは何かしっかりとしたコアの部分を持っており、
それに、人々が興味を感じ、共感し、魅力を感じ、応援したいと思う
そのようなプロセスがあるはずです。
プロ野球以外でも音楽のアーチストでもファン化は起こりやすいですよね。
私が学生の頃、ピザ屋でバイトしていたとき、
音楽でメジャーを夢見ていた「ダイタ」
という若者が同じバイトにいました。
私は彼のライブに何回も行きました。
CDも全部買いました。
チケットの販売も手伝いましたし、彼がDJをしている
地元のラジオ番組にも出演しました。
音楽というツール、活動を通して、
彼というアーチストの人生観や生き方に
私自身が共感し、感情移入をしたからです。
そこでバイトをしていた全員が彼のことを大好きでした。
彼は私が上京する2日前に
代表曲のCDをプレゼントしてくれました。
その歌詞カードには、よくある
spesial thanks to
(世話になった人にアーチストが感謝して名前を
連ねる欄です。CDの歌詞カードの最後には必ずあります。)
の中に知り合って2ヶ月しか経っていない私の名前が
書いてあったのです。
福岡から羽田に向かう便でそれに気づき、
鳥肌が立ったことを今でも覚えています。
彼はそのような心遣いに長けた人でした。
彼のことを応援しないはずがないでしょう?
東京で一人で出てきて不安な毎日、
しばらくは私は彼のバンド「RAIN」が作った曲
「RAIN」を毎日、朝聞いて元気をもらって会社に出勤していたくらいです。
彼は私の人生に影響を与えてくれた人間の中の一人です。
そして、そのような人たちが持っているもの
それは
「ありたい自分」「なりたい自分」
がしっかりしているということです。
だからこそ、そのために頑張れる。
それを私は「自立」と呼んでいます。
さらに言えば、自立した人は人一倍思いやりにも優れています。
人の痛みを自分の痛みとして感じる瞬間を人一倍体験しているからです。
長くなるのでその理由の詳細はまた次の機会にしますね。